LÄ-PPISCH (レピッシュ)のことを思い出してすこし書いてみたよ

1日中、米津玄師さんばっか聞いてたんですが、朝、電車の中でふと「なんか世界観というか空気がレピッシュハーメルンを思い出すな」と思ってつぶやいちゃったりしまして。

そしたら思いがけず同じことを感じていた方からリプいただきまして嬉しくなっちゃいました。

米津玄師アルバムの感想はもっと聴きこんでから書きたいと思ってますし、今日はこの勢いでレピッシュとの出会いを思い出してみようかなと。そんな感じなのです。 

 

 たしかレピッシュのことを知ったのは、当時の自分にとってアイドルだった永井真理子さんのラジオ番組でしたね。NHK-FMでやっていたミュージックスクエアという番組だったかと。その番組で永井真理子さんが「レピッシュさんとイベントで共演したんですが、ボーカルのMAGUMIさんがカッコよかったです」みたいなこと話してて。

MAGUMIってどんなヤツだよ?どんな音楽なんだよ?と、彼女の元彼に嫉妬してその元彼を知ってみたいという感情、そんな勢いでレンタルCDの店に向かったのです。それがレピッシュの音楽との出会いでした。

言うまでもありませんが、彼女の元彼に嫉妬するなんてドラマチックな経験はボクにはありません。まだ訪れていないだけかもしれませんが(爆

 

当時、まわりではボウイだユニコーンだと騒いでいる友人が多かったけれど、レピッシュ推しの友人はいませんで、まったく予備知識なし。しかもスカなんてジャンルも知らなかったので、いままで聴いたことのない類のノリにすっかり中毒になりました。

見た目はチャライので最初は苦手だったんですけど、気付いたらライブの動きのカッコオモロさにも惚れてましたね。

レピッシュらしいスカロックといえば CONTROL なのかな。

 
LÄ-PPISCH - Control

 

 最初はノリノリでレピッシュにはまっていくんだけど、気付くと耳に、というかもっと内面的なところにこびりつくようなもう1つのレピッシュの世界観に中毒になってしまってました。その代表的なのが前述の“ハーメルン”。


LÄ-PPISCH - ハーメルン

 

この曲は作詞と作曲がメンバーの上田現さんによるもの。自分が米津玄師さんに感じた似た世界観ってのはこの上田現さんの世界観です。なにが似てるのかというのは、自分にとっても感覚的なものなので上手く説明できません。空気的なものです。

上田現さんは2008年に亡くなってしまいました。すごく残念です。上田現さんが米津玄師さんのアルバムを聴いたらどんな感想をもつのか?すごく興味があります。もう聞けないですけどね。

 

ちなみに上田現さんといえば、元ちとせさんの“ワダツミの木”が有名ですね。作詞も作曲も上田現さんによるものです。この曲も、聴いてもらえばわかると思いますが、ハーメルンに通じる世界観がありますよね。

ここではレピッシュによるワダツミの木を貼っておきます。たしか上田現さんのトリビュートアルバムの1曲だったかと。レピッシュが演るってことに少し涙です。


レピッシュ ワダツミの木