月下美人とKaede生誕祭 @月見ル君想ウ(2015/09/15)


9月15日未明にかえぽ生誕祭のハッシュタグtwitter のトレンド入りを果たし、かえぽ推し達がタイムライン上で歓喜に沸いた前夜祭(?)。
そしてその約18時間後の青山 “月見ル君想ウ” にて。

会場は前列5列目ほどまでが着座できるように椅子が用意されいて、比較的よい番号だったので3列目センターの椅子を確保することができました。
その席からの視界はこのとおり。

素晴らしさ。

 

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ちなみに、特典会のときの混雑から想像すると、椅子席後方のスタンディングも満員だったと思われます。
そういえば終演後、特典会準備中に熊さんが話されていましたが、チケットの競争率が相当に高かったこともあり、会場に入れなかったお客さんたちが会場の外に溢れていたとか。

かえぽ、幸せ者だね。


さて、本編に戻って。
ジンジャエールを飲みながら会場の雰囲気に酔っていると程なく開演。

スカートのメンバーに続いてかえぽがステージに登場するなり、暗闇ながらも眼帯テープをしている様子がわかって心の中がちょとざわざわ。
でもかえぽの晴れ舞台だから変に騒ぎ立てても申し訳ない、おそらく自分以外の観客の皆さんも同じような気持ちだったんじゃないのかな。
心配な気持ちが先行してしまって1曲目の“アイ”(秦基博にはなかなか集中しきれてなかったかもしれない苦笑。
曲明けのトークで、“アイ”にかけて自分の EYE の状況について説明するかえぽ。
数日前のライブのときにマイクでまぶたを傷つけてしまったらしい。
セトリを固めたのが先なのか、目の怪我が先なのか、まあもちろんセトリが先でしょうけど、曲名にかけて怪我の報告をするなんてそんなネタの仕込みズルいよ、とちょっと笑いながらもでもやっぱりすごく心配。
1週間後には武道館というステージも待っているからなおさら。
早くよくなってください。頑張れかえぽのまぶた。

とはいえ、とりあえずかえぽ本人の口から眼帯テープの理由を知らされて少し心が落ち着いたところで2曲目“くちなしの丘”(原田知世へ。
今思い出すともうこの辺から一気にかえぽの世界に引き込まれてたんだと思います。
変な話だけど、眼帯テープ姿さえもこの日の「Kaedeの世界」のコンセプトの一部なのではないかとさえ思えてきてて。

3曲目“ストーリー”(スカート)、4曲目“裸足のRainbow”(Negiccoでは安定の、というか「かえぽ with スカート」名義で音源発売してもおかしくない完成度で我々の耳を幸せにしてくれました。
もう完全に月下の歌姫の虜になっていましたね。


そして5曲目、サニーデイ”(櫛引彩香
この曲は初めて聴く曲で、この時点では誰の曲なのかわからないまま聴き惚れていましたが、この日いちばん印象に残る曲となりました。
かえぽのあの耳に馴染む癒しの歌声、というだけでなく、この曲では今まで自分があまり気付いていなかったかえぽの歌声の「力強さ」という表情も見せてくれた気がします。
スピッツのデビュー当時、マサムネ氏の歌声の力強さを引き出すために、当時のプロデューサーがヴォーカル収録時に本人に内緒でマサムネ氏のヘッドホンの音量を上げてた、という逸話があったと記憶しているのですが、
そういうなにかの「きっかけ」によってかえぽの歌声の表情が更に広がるんじゃないかという可能性、
もしかしたら「可能性」ではなくて、まさに今その確変の真っ只中なのではないかと思わせてくれる楽曲でした。
本当にまたかえぽの歌声でこの曲を聴きたいです。
偉い人、よろしくお願いいたします。


伸びやかな歌声を聞かせてくれた赤いスイートピー”(松田聖子を経て、これもかえぽのカバーではじめて聴く7曲目の“それもきっとしあわせ”(鈴木亜美へ。
ミディアムな曲調に気持ちよく体を揺らしながら聴いてたところ、歌詞がとても耳に残るのに気づいて途中から歌詞にじっくりと耳を傾けました。

あ、これはかえぽの決意表明なんじゃないか、と思って。
「そのためになら~♪」と美しいファルセットで歌い上げるかえぽの決意表明。


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歌いたい歌がある
私には描きたい明日がある
そのためになら そのためになら
一人の部屋も怖くない

歌いたい歌がある
私には描きたい明日がある
そのためになら そのためになら
一人になっても

歌いたい歌がある
私には伝えたい想いがある
そのためになら そのためになら
不幸になってもかまわない

     それもきっとしあわせ(鈴木亜美
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かえぽも歌い終わってからしみじみと「いい歌詞ですよね」と話していました。

「歌いたい歌がある」
「描きたい明日がある」
「伝えたい想いがある」

この日のライブでも「トークが苦手で」ということを苦笑いしながら話してたけど、もしかしたら話ベタだからこそ歌に込めたのかもしれない「決意表明」がとても刺さりました。
そして「かえぽは本人が望む限りこの先ずっと歌手として生きていけるんだな」と、我が娘の巣立ちを見送る親のような感情が溢れてきて。
かえぽ立派だよ。
逞しいよかえぽ。

でもね、
「一人になっても?Negiccoがあるんだから一人になんてならないよね」
「不幸になってもかまわない?不幸になんてなってほしくないし」
って、
ちょいちょい歌詞に抵抗して脳内でコールしてたりもしましたよ、親心ですかね笑。


そして最後はナオちゃん作詞のNegicco初期の曲、“For a long time”(Negiccoで締め。
Negicco歴がまだ2年ほどの自分にとっては初めて聴く曲でしたゴメンナサイ。
でもNegiccoの曲で締めだったので「やっぱり今のかえぽはNegiccoの左の人だなー」と安心したし、そういえばこの日のステージでの最後の挨拶も「それではNegiccoとスカートでしたー」だったですよね笑。
ある意味Negiccoらしい挨拶だなと思って微笑ましかったです。

あー、何度思い返しても最初から最後まで素敵なライブでした。
かえぽ、この日もありがとう。 

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